事件は起こった2 急変

震える手で、処置を受けた病院に電話をする。
「それはホウ酸による神経症状だ。必ず出る。が、明日まで様子を見るしかない」との返事。
が、段差は駄目でもまっすぐ歩ける。目つきはしっかりしている。しんどそうだが、グッタリはしていない。
やはり納得いかず、以前調べておいた八王子市の24時間受付の救急病院へ電話してみる。
しかし、宿直医が急患の処置のため電話に出れないとのこと。連絡先を伝えて電話を切る。
次に、かかりつけの病院に電話をするも夜間のため留守番電話に。こちらも連絡先と簡単に事情を伝えて電話を切る。
その間に、友人が渋谷の24時間受付の医療センターの電話番号のメールをくれた。(示し合わせたかのようなタイミングだった)
すぐに電話して、事情を説明。
やはり、コンバット自体でそのような症状は出ないという。(この先生はコンバットとホウ酸は別物という認識がちゃんとあった)
が、実際に異様なふらつき方と、しんどいのか息が荒く落ち着きが無い。
「連れて来て下さい。診ましょう」と言って下さったので、すぐに準備をする。
この電話の間に、かかりつけの病院からの折り返しの連絡が留守電に入っていて、「コンバットを食べても心配はない」旨の説明。
という事は、この先生にもコンバットとホウ酸の違いの認識があるという事だ。(ホウ酸は本当に危ない)
家を出る前にホウ酸処置を受けた病院に電話して、今日の処置に使った薬品名を聞きだす。
この時点で私は「コンバットとホウ酸はまったく別物であり、このような症状が出るハズがない。そちらで受けた処置が原因かもしれない」と伝えておいた。
おそらくこの先生には初耳の情報だったんだろう。モゴモゴしながら、薬品名を並べた。
10時40分位に、車で渋谷の病院に向かった。夜なので1時間弱で行ける距離だ。
走り始めてすぐに、八王子の救急病院から折り返しの電話が入り、事情を説明すると、やはり「心配無いはず」との答え。
この先生もきちんと違いを認識している。とにかく、今から渋谷の救急に行く旨を伝えて電話を切る。



恐ろしく動揺している。ハァハァと荒い息が一瞬聞こえなくなるとドキリとする。
その度に名前を呼んでは存在を確認しながら車を走らせる。
途中、フラフラして気持ち悪い上に、踏ん張れない状態での車の揺れ。一度も車酔いした事のない空が、ケージの中で嘔吐した。
でも、車を止める時間が惜しくてそのまま走り続けた。
1時間程で到着して、すぐに診察に。
試しに待合室のソファに上らせてふらつきを確認してもらう。
すぐに血液検査のための採血をして、聞きだした薬品名を伝えたり処置の様子を伝える。
その時に先生が気にしたのは、点滴の量とやり方。
正確な量は分からないけれど、大体で私が手で指し示した量の点滴を前足の静脈に入れるのはちょっと不思議かも、と。(普通なら背中などから皮下点滴)
そして、私が「この量だと30分程かかりますかね?」と聞いた時に、その病院のスタッフが「いえ、5分程で終わります」と答えた事も伝えた。
その早さにビックリしたけれど、実際には10~15分程だったと思う。
先生曰く「点滴のスピードが早すぎて、体に一気に負担がかかったのかも」とのこと。
血液検査の結果は、ほぼ正常。ただ、車での嘔吐の影響か、イオンバランスに若干の乱れが。要するに軽い脱水症状を示している。
体のふらつきも気になるし、脱水しているようなので、一晩入院させて様子を見ることになった。
万が一の事を考えてもそれが最良の選択だと納得出来たので、空をお願いして病院を後にした。
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by sora-gsd | 2005-08-11 19:34 | 犬暮らし
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