事件は起こった3 翌日

こんな寝苦しい夜は初めてだった。心臓がバクバクして、ウトウトしては汗ビッショリで目覚めた。
が、明け方に一度目覚めた時、急に「あ、大丈夫だったんだ」と気持ちが軽くなって少しきちんと眠れた。
いつもの時間に目が覚めた時、「あの感覚を信じるならきっと空は大丈夫だ」と思えた。
お昼までは様子を見たい、と言われていたので午前だけでもと出勤。
どうせ家にいても眠れないし、何も手に付かない。
会社ではいつもよりたくさん喋って、なんでもないフリをして自分を保った。
お昼前に電話で容態を確認したら、「悪くなってはいないが、大して良くもなっていない。出来たらもう一日入院を」と言われる。
どっちにしろ、面会に行って詳しい話を聞きたいので、予定通りに午前だけで退社。
昨日の様子からすると目つきがとてもしっかりしていたし、入院しても点滴と様子見だけなら今日で退院させて欲しいと思い始めた。
なので、会社からの帰り道、空に食欲が無い場合の食材や自分の当面の食料を買い込んでおいた。
午後2時半過ぎ、病院まであと少しのところで電話が。
昨晩の先生(宿直医)から引継ぎを受けた先生から。(この病院は24時間体制なので計3人の主治医が付くそうだ)
病院からの電話はドキリとする。



空の容態がかなり良くなってきたので、本人のストレスも考えると今日で退院させてあげましょう、とのこと。
少なくとも、病院内ではふらつきは見られなくなった様子。
丁度あと少しで病院に着くところ。万歳でもしたくなる。
到着するとすぐに診察室に呼ばれて、説明を受ける。
入院中はずっと点滴を受けてはいたが、キョロキョロしたりととにかく元気ではあったようだ。
説明を受けている間に、空が連れて来られた。
喜ぶよりも先に文句を垂れた。
「ピーッ(なんで?)ピーッ(ひどいじゃない!)」と。
ワンワン騒いだり飛びついたりじゃなく、突っ立って鼻の穴全開でピーピー文句言う辺りが空なのかも(^_^;)
昨日に比べても足取りがはるかにしっかりしている。
座れ→伏せ→立って、全て問題なく出来た。
原因は不明、あくまで推測だけれど最初の点滴による負担が大きすぎた可能性は高いとのこと。ただし、あくまで推測。確定は出来ない。
それでもいいから、処置を受けた病院と話をする必要があるので診断書を書いて下さいとお願いしておいた。
思うに、人間でも点滴のスピードって医療事故の原因。
あの時、ホウ酸中毒だと思い込んだ先生が、とにかく一刻でも早く!と解毒を急いだのかも。
スタッフの指示にも「この子(←空のこと)は体が大きいから…」「急いで」という言葉があったので、多少の無理は覚悟で通常より急いだ可能性は高い。
明日は会社を休むつもりなので、とにかく体調の変化に注意して安静にしていよう。
それで空が落ち着いたら、あの病院に話を付けねば。
お会計を待っている間、お世話をして下さったスタッフの方が声を掛けてくれた。
「また来てね、とは言えない場所だけど寂しい」って(^^ゞ
どうやら、入院中の人気は上々だった様子。先生もとにかく「いい子です。ビックリしました」と言っていた。
きっと最初はシェパードという警戒があったんだろうな。でも、なにせ空だから。
やっぱり待合室にいる間も誰にでも尻尾振っていたのであった。
[PR]
by sora-gsd | 2005-08-11 19:35 | 犬暮らし
<< 事件は起こった4 思うこと 事件は起こった2 急変 >>